一緒に働きたいのはどっち?
言葉遣いって、本当に大切ですよね。
言葉ひとつで、相手をよい気分にさせてあげることもできるし、逆に不快な気分にさせてしまうこともある。
敬意や思いやりのある言葉遣いで接してくる人と、否定や非難が多くていつも不快な気分にさせられる言葉遣いで接してくる人、あなたはどちらと一緒に働きたいですか?
私は、断然、前者と一緒に働きたいです!
言葉は心の中を映し出すもの
ふとした瞬間に口をついて出てくる言葉って、その人が他者に対してどんな風に思っているかを無意識に表しているものだと思います。
なので、私は、だいたいの言葉遣いと行動を観察していると、その人がどういう人なのか、とか、目の前の相手のことをどう見ているのか(上に見ているのか、下に見ているのか)、といったことが、なんとなくわかります。
不敬不遜の言葉遣いや態度・行動をとっている人って、好かれることはないし、どんどん人が離れていっちゃうんです。
テクニックとしての言葉遣いというものも世の中にはあるのでしょうが、そういうのって、見抜く人には見抜かれるので、テクニックに走るのはあまりオススメしません。
個人的にはテクニック云々よりも、まずは他者に対する心の在り方の方を形作っていくのが、遠回りのようで近道かなぁと思います。
他者に対する心の在り方
では、他者に対する心の在り方って、どういうものが望ましいのでしょうか。
それはズバリ、「感謝」と「尊敬」、そして「誠実性」。
何かをしてもらったとき、「してもらって当たり前」と思うか、「ありがとう」と言葉にして伝えるか。
目の前で困っている人がいたら、知らないふりして通り過ぎるか、「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけるか。
「この人は偉い人だから自分から挨拶しよう。あの人は自分より目下の人だから自分から挨拶しなくていいや。」と人を選んで挨拶をしたりしなかったりするのか、「相手が誰であっても気持ちよく挨拶しよう」とすべての人に挨拶をするのか。
「この仕事は自分が好きな種類の仕事だから頑張るけど、こっちの仕事はあんまりやりたくないから他の人にやってもらおう」と仕事の選り好みをするのか、「どの仕事も大切だし、誰が関わっているかは関係なく、責任をもってひとつひとつ取り組もう」と真摯に取り組むのか。
些細なことに思えるかもしれませんが、誰も見ていないようで、実はちゃんと誰かが見ています。世の中って、不思議とそういうものなんです。
思いやりのある言葉遣い
そしていよいよ本題へ。
「思いやりのある言葉遣い」 VS 「心ない言葉遣い・不遜な言葉遣い」 の対比の一例をお楽しみください。笑。
- 「〇〇の件で電話をもらってたみたいけど、申し訳ないけど、もう一度、もう少し詳しく教えてもらっていいかな」 VS 「〇〇の件で電話をもらってたみたいだけど、用件は聞いたけど、的を射てなくてわからないからもう一回ちゃんと教えて」
- 「きちんと情報共有できていなくて申し訳ありませんでした。自分一人で対応するのが難しい場合があるので、みなさんにも協力していただけるととても助かります!みなさんが対応に困ることのないように、何か資料のようなものを作ってみます」 VS 「ただでさえ忙しいのに、仲間内でこうして足を引っ張られるから時間を無駄にしている」
- 「何か手伝おうか?」 VS 「・・・」(←知らないふり)
- 「ごめん!私もきちんと確認できていなかったね。次回から確認漏れがないように気を付けるね」 VS 「なぜきちんと確認しなかったの?」
- 「アドバイスありがとうございます!検討させていただきますね!」 VS 「アドバイスは必要ありません」
- 「さっきは対応していただいてありがとうございます。これからも対応していただく場面が出てくるかもしれませんが、その際はよろしくお願いします。ご不明な点がありましたら、いつでもお尋ねください!」 VS 「こういう対応の仕方をされると、かえって手間が増えて困るんだよね・・。次回からは私に取り次がずにそっちで対応を終わらせてくれる?」
- 「すみません、私の確認不足です。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。」 VS 「あ。多分確認漏れだと思います。」
- 「お忙しいところお手数をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします」 VS 「〇〇してください」
言葉遣いひとつで相手に与える印象がどのくらい変わるか、伝わっていたら嬉しいです。後者のような、そこまでひどい言葉遣いをする人はあまりいないでしょう・・とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、意外といらっしゃるのです笑。
思いやりのある言葉遣いが飛び交っている職場はやはり雰囲気が良く、チームワークが良い印象です。逆に、心ない言葉が飛び交っている職場はなんだかギスギスしていて、残念ながらチームワークが発揮される場面もほとんどありません。
言葉遣いひとつで変わるのです。
ポジティブな言葉をどんどん使っていきましょう!
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